第3期 美郷町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定
本町ではこれまで、令和2年度から令和6年度までの5か年を計画期間とする「第2期美郷町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、「2040 年に 3,000 人の人口をめざし、その人口構造のゆがみを整える」を目標人口としながら、子育て世代の定住支援に取り組んできました。さらに、戦略に基づく人口減少対策の一つとして、令和 2 年度から町内 24 の行政区ごとに町民が主体となって定住促進の取り組みを定め実践する、美郷町地区別定住戦略事業「ちくせん」を実施し、それぞれの地区ならではの自治の取り組みを進めています。
美郷町人口ビジョンにおいて長期的な目標として示した将来展望人口を下回って推移していますが、「ちくせん」などの町民主体の取り組みを中心に、少しずつ成果が表れてます。
以上を踏まえ、本町においては、第2期までに進めてきた地方創生の取り組みを継続していくとともに、ヒアリングやワークショップなど、町民参加型での戦略づくりを通して、町民の意見やアイデアを取り入れながら、以下のコンセプトに基づき「第3期美郷町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(以下、町総合戦略)を策定します。
~まちで楽しく過ごしたいよね~ みさとわくわくプロジェクト
町総合戦略は、美郷町に住み続けたくなる、魅力的なまちづくりを進めていくために、住民、地域団体、事業者など、たくさんの方に参加いただき、戦略づくりを進めてきました。そうして定めた総合戦略の基本理念は、「~まちで楽しく過ごしたいよね~みさとわくわくプロジェクト」です。
この基本理念を実現していくためには、役場の施策・事業とともに、町民の主体的な活動や、役場と町民の協働による取り組みが重要です。その上で大切となるのは、これらの担い手である町民や役場職員のアクションの原動力となる「わくわく」という気持ちです。一人ひとりが地域の未来に楽しみや希望を持ち、「わくわく」しながら、日々の暮らしや地域活動を行っていくことが美郷の目指す姿だと考え、「みさとわくわくプロジェクト」としました。
また、「まちで楽しく過ごしたいよね」には、町民が楽しく過ごせる町でありたい、楽しく過ごせると感じてほしいという思いを込めました。そのためには、まずは、美郷町内で楽しい時間を過ごせるようなさまざまな活動を生み出していくこと、そして、そのプロセス自体も楽しむことが大切だと考えています。加えて、地域の中でのヒトやモノ、コト、情報などがつながることにより、美郷町がひとつの「町」として、まちづくりを進めていくことを表現しています。
町民一人ひとりの「わくわく」からみんなの「楽しさ」を生み出す美郷町へ。そして、地域外の人たちとのつながりや、さまざまな連携を生み出し、美郷町からたくさんの「わくわく」を広げていきましょう。