小野葉桜は、宮崎県美郷町西郷の出身で若山牧水と親交のあった歌人であり、薄幸凄絶な境遇の中でも、人生を真摯に生き、優れた数多くの短歌を残しましたが、あまり世に知られていませんでした。
ところが、死後40年以上たって、そのふるさとで遺歌集「悲しき矛盾」が初めて世に出ると大きな反響と高い評価を受けるに至りました。そこで志半ばにして病魔に侵され、天分の才を十二分に生かすことなく35歳の若さで歌人としての生命を閉じた歌人 小野葉桜とその作品を永く顕彰するとともに地方の詩歌がますます豊かになることを願い、「葉桜歌碑まつり」及び「葉桜短歌賞」の募集を行っています。(最優秀賞作品は石峠レイクランドの文学の小路に歌碑を建立)
また、平成19年度から、葉桜同様に本町(西郷)の出身で、癌を病む自身をみつめながら、歌集「反魂草」にその思いを直に訴え、第6回駿河梅花文学賞を受賞された、藤田世津子さん(平成16年1月永眠)の生涯とその作品を顕彰することを目的に、【藤田世津子 賞】も設けられました。(葉桜短歌賞応募作品の中から、趣旨に沿う歌を1首選定)
主催 美郷町 葉桜顕彰会
後援 美郷町教育委員会 美郷文芸の会
葉桜歌碑まつりは、毎年11月3日(文化の日)に開催しています。

【 お知らせ 】
葉桜短歌賞 三十回を記念して、現在「歴代入賞作品集」を販売しております。
購入をご希望の方、作品集にご興味のある方は、美郷町教育委員会(電話:0982-66-3608)へお問い合わせください。