『1%のチカラ』~地域経済循環分析の結果から~第3回「たくさん食べているものは?」
第2回の記事では、美郷町における14.2億円の年間の食費のうち、70.3%、10億141万円が町外で使われていると説明しましたが、今回は、品目別購入額と町内外購入率を見てみます。
今回の調査結果によると、美郷町の1世帯平均の年間の食費の中で、購入額の高い品目は、順に、生鮮肉・凍肉(69,938円)、お菓子(60,302円)、外食(56,042円)でした。購入した場所に着目すると、町内での購入率はそれぞれ22.4%、32.4%、4.0%と低く、町外での購入が多い状況です。購入額が高く、町内購入率が低いこれらの項目は、食費全体の町外流出額を押し上げる要因の一つとなっていることが分かりました。
反対に町内での購入率が高いものもあります。米(90.6%)、粉物(40.3%)、野菜、大豆、海藻加工品(43.8%)は、町内で購入されることが多いようです。町内で作られているものは町内で購入するように、心がけていらっしゃる方が多いからかもしれません。
第4回「町内での買い物を増やしたら」に続く
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