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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

最終更新日:


重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

 SFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。

 咬まれた後、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、主に発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が出現します。時に頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障がい、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、歯肉出血、下血)を起こします。重症化し、死亡することもあります。

 宮崎県内での累計報告者数が全国で最も多く、死亡者も出ています。

 マダニとは・感染経路

    マダニは、森林や野外の藪や草むらなどに生息しており、推定感染時の活動内容は、農作業や山林作業が多いですが庭仕事や家の周囲の散歩でも感染が疑われるケースがあるため身近な活動でも注意が必要です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。

 多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染しますが猫や犬などのペットがSFTSに感染した事例や、体調不良の猫に咬まれた人がSFTSに感染した事例も確認されています。

  感染予防の対策

 マダニに咬まれないようにすることが重要です。山や草むらでの野外活動の際には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用して肌の露出を少なくしましょう。

 ・帽子・手袋を着用し、首にタオルを巻くかハイネックのシャツを着る。

 ・シャツの袖口は、軍手の中に入れる。

 ・シャツの裾はズボンの中に入れる。

 ・ズボンの裾に靴下を被せ、靴の中に入れる。

 ・服の素材は化学繊維などダニの付きにくいものを着る。

 ・明るい色の服を着る。(マダニを目視で確認しやすくするため)

 ・地面に衣服を置かないようにし、着る前や家に持ち込む前には衣服をはらうか上着や作業着は、家の中に持ち込まない。

 ディートやイカリジンという成分を含む虫除け剤の使用も一定の効果があります。いろいろな防護手段と組み合わせて使用しましょう。

 屋外活動後はシャワーや入浴をし、マダニが付いていないか咬まれていないか確認しましょう。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などをチェックしましょう。

 散歩中のペットにマダニが付着する可能性があります。

 ・散歩後などペットを家に入れるときには、ブラッシングなどを行い、マダニが付着していないか確認する。

 ・かかりつけの獣医師に相談してペット用のマダニ駆除剤の使用を検討する。

 ・ペットからの感染のリスクを減らすために、過剰な触れ合いを避け、ペットに触った後は必ず手を洗う。

 ・ペットが体調不良の際には、咬まれたり舐められたりしないよう注意し、動物病院を受診させる。

 マダニに咬まれた時の対応

 マダニは人や動物に咬みつくと、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血し続けます。マダニに刺されていることに気が付いたら、無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置をしてもらってください。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニをつぶした際に病原体を体内に入れてしまったりします。

 また、咬まれた後しばらくして(数日から2週間程度)発熱等の症状が認められた場合は必ず医療機関で診察を受けてください。

 診察の際には、野外活動の日付や場所、発症前の行動を医師に伝えましょう。


関連リンク
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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)(外部リンク)


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